東京ドームの魅力に迫る!屋根の秘密は?エコな取り組みも盛んなのは本当?


2025年3月18日、19日には「ドジャース対カブス」のMLB開幕戦が日本で行われます。

ドジャースの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希

カブスの今永昇太、鈴木誠也

の計5人の日本人選手の活躍が期待されています。

観戦チケットの激しい争奪戦が繰り広げられているのは、みなさんご存知かもしれません。

一般での購入は開始3分で32万人待ちとなったため、読売新聞とマイナビの抽選を待ちつつ

ドジャースの日本ファンクラブに入り抽選応募券をゲットしていた弊社スタッフもいます。

日本でも話題沸騰中のMLB開幕戦の試合会場は、東京ドームです。

東京ドームといえば、斬新な設計のアイディアや魅力がたくさん詰まっています。

現在も改修を繰り返しながら省エネ・創エネなどに力を入れていることも注目度が高いです。

そこで今回は、MLB観戦をより楽しめるように東京ドームの建築の秘密に迫っていきましょう。

東京ドームについて簡単におさらい!!

出典:https://www.tokyo-dome.co.jp/dome/

東京ドームは、東京都文京区後楽にあるドーム球場です。

1988年(昭和63年)3月18日に日本初の屋根付き球場として開場しました。

読売ジャイアンツの本拠地であり、シーズン期間中は多くの試合が開催されています。

他にも全日本大学野球選手権大会や都市対抗野球大会などの試合も行われます。

また、ミュージカルやコンサートなどが開催される場所としても有名です。

(私も東京ドームで見たPerfumeのコンサートがとても印象に残っています。)

動員数は55,000人(野球時 約43,500人)という国内トップクラスの規模でありつつ

好立地にあることも魅力でしょう。

さらに、とてもユニークな方法を取り入れた

東京を代表するチャレンジングな建築物として高い評価を得ています。

東京ドームの特徴的な”ドーム”のつくり

東京ドームの特徴の1つに、空気の圧力差で屋根膜を支えている

「エアー・サポーテッド・ドーム」があります。

屋根の総重量は400トンであり、他の素材の屋根より比較的軽いつくりです

加圧送風ファンで空気を送り込み中の気圧を高くすることで屋根を膨らませています。

中の空気を外に出さないために出入り口には回転ドアが採用されています。

屋根に使われている膜は表面をフッ素樹脂でコーティングしたガラスクロスです。

耐候性・非粘着性・耐熱性に優れている上に燃えません。

明るい内部環境を保てるというメリットもあります。

屋根の耐用年数は20年とのことですが、1988年の完成以来張り替えが行われていないのは驚きですね。

汚れは雨などで自然と流れ落ちる素材であるため、見た目も綺麗な状態を保っています。

汚れのつきにくさや耐久性などを踏まえた素材選びや、定期的な点検の大切さを改めて感じます。

(築年数が東京ドームの耐用年数の30年を超えているため、

老朽化に伴う移転の案も近年は出ています

選手が活躍できて観戦をますます楽しめるような球場ができることを期待したいですね。)

東京ドームの完成までには、

・空気膜式屋根の実験棟での研究、開発

・都市計画公園内での建築制限のクリアー

・エアドームの建築基準法の条件のクリアー

などさまざまな課題がありました

それでも工期が1,063日、23万700人が携わったという大規模工事により無事に完成し、

これまで多くの人々に感動やワクワクを与え続けています。

東京ドームはエコな取り組みがたくさん!

東京ドームシティは規模かつエネルギー消費量の大きな施設であるため、

省エネ・創エネに力を入れています

今回は東京ドームを含めた東京ドームシティ全体の取り組みの一部を紹介します。

・東京ドームアリーナ内の全照明のLED化

・東京ドーム内で雨水をトイレ用水として利用

年間約68,000トンの水道水の利用削減

※スタンド席の下には雨水槽(3,000t)を設置、屋根は雨水を採取しやすい形状

※雨水の採取により大雨の際の洪水防止にも

・エンターテインメント型複合商業施設LaQua(ラクーア)における、

省エネルギー制御機器および高効率熱源機器の採用

エネルギーマネジメントシステム(EMS)の導入

※全体で約20%の省エネ、2,082万円/年のコスト削減に成功

松戸競輪場へのソーラーパネルの設置

地球温暖化対策の一環として設置

上記のようにさまざまな取り組みをしていることが分かります。

ちなみに建築とは異なりますが、

東京ドームシティ内では例えば以下のようなエコ活動並びにエコに関する受賞歴があります。

ゴミの分別回収促進・リサイクル向上に向けたゴミ箱を設置

使用済みペットボトルを回収してペットボトルを再生する「ボトルtoボトル」を開始

・飲食売店では環境負荷の少ない素材の包材を使用

・MEETS PORTが「第8回 屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」で受賞

MLBの観戦などで東京ドームに足を運ばれる際には、

さまざまなエコな取り組みを目の当たりにできる楽しみもあるかもしれません。

顧客に寄り添ったサービスと省エネ・創エネに力を入れた運営を両立している点は、

さすがの一言です。

しかし、東京ドームのように規模が大きくても、もしくは新しくはない建物でも、

改修によって環境への負荷が少なくランニングコストを削減できる工夫を取り入れることは実際に可能です。

「感動を届けたい」

「よりよいサービスを続けたい」

という想いを叶えながら、

「環境に配慮した取り組みをしたい」

という企業や団体としての責任を果たすことを両立できる設計をお求めの方は、

スギウラアーキテクツへぜひ一度ご相談ください。

スギウラ・アーキテクツは一級建築士事務所です。

オフィスや商業ビル、住居、公共施設などを含め、幅広いジャンルの設計を行います。

規模にかかわらず、改修とともに

国から求められている省エネや創エネの基準をクリアーしていくこともできます。

また、建物の管理をお任せいただければ、

改修に必要な費用や時期を早めにお伝えすることができます

全国からご依頼いただいているため、ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

日本での貴重なMLBの観戦を楽しみながら、東京ドームの魅力もぜひ堪能してみてくださいね。