お客様の理想を叶えたい!一級建築士が大切にしている3項目とは?
設計の仕事を始めてから、あっという間に35年余りが経過しました。
今回は簡潔に3項目に限定して、お客様のご要望を叶えるために日頃から大切にしていることをお伝えします。
補足なのですが、設計の仕事における大切なことは多岐に渡るため、
ものごとを多角的に俯瞰してみる精神・態度はいつも心がけていることです。
今回取り上げる3項目は多くの建築主様と関係する内容であると考えているため、それぞれ詳しくお伝えしたいと思います。
その項目は
1.予算内で理想をかなえる建築とは
2.未来に残す建築とは
3.環境と調和した快適な建築とは
というベスト3項目です。
どんな内容なのかさっそく見てみましょう。
1.予算内で理想を叶える建築について
弊社は「こちらのご予算であればこのような建物になります」
ということをなるべく早めにお伝えすることを大切にしています。
「予算内でなるべく理想を叶えたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか。
実現のためには、建築費の相場を踏まえて方針を検討することがポイントだと考えています。
というのも、予算内でできる建築物と理想がかけ離れてしまっているケースが実は多いためです。
弊社は建築主様が予算内で実現できることについてイメージしやすいように、図面や模型などを用いてお伝えします。
案がまだ固まっていない段階でもどうぞお気軽にご相談ください。
「ローコストな良い建築」は経験のある建築士の知恵が必要
「しっかりお金をかけて理想を叶えたい」というときだけではなく、
「なるべくローコストで済ませたい」と考えているときこそ
実績のある建築士に依頼することがベストだと思っています。
豊富な知識や経験を活かすことで、
コストダウンと理想の実現の両方が可能になるためです。
例えば、予算の関係で建築物の面積を小さくしなければならないとします。
ただ小さくするだけでは、ご依頼主様は納得感が得られないかもしれません。
ここからが、我々一級建築士の腕の見せどころです。
面積を小さくしたとしても、
空間の広げ方や光の取り入れ方を含めて広く感じられるよう、
さまざまな方法を模索します。
理想を叶えるために必要なことはケースバイケースであるため、
具体的な解決方法を一言でまとめることは難しいのですが、
一級建築士の柔軟な対応力は必須といえるでしょう。
(より時間をかけて方法を検討していく場合には、
設計料が多めにかかることもあるかもしれません。
しかし一級建築士が十分に知恵を絞ることで工事費用を抑えて、
トータルで予算内に収まる満足度の高い設計を実現させることが可能です。)
予算に応じた設計を求めているときこそ
「安くお願いできるところに依頼する」
というよりも
質の高い設計によりコストダウンと理想の実現を同時に叶える」
というお考えのもと実績の豊富な一級建築士事務所を尋ねてみるとよいかもしれません。
2.未来に残す建築について
2つ目はご希望の期間にわたり価値を提供できるような建築物をつくることについてお伝えします。
弊社は建築主様のご希望に沿えるように、
「どのくらい保ちたいか」
「どのように使っていきたいのか」
「いつどれほどのコストをかけて補修していくのか」
などに関する目安をお伺いしたり一緒に検討したりしています。
耐久性に加えて他のご希望も叶えられるように条件を整理していきます。
ご希望は遠慮なくお申し付けください。
骨格は丈夫に、設備周りは柔軟に
「建築物を大切に長く使いたい」というご要望をお持ちの方もいらっしゃいます。
長期間使うために設計で考慮すべき内容は、
・骨組みの丈夫さ
・内装や外装、設備などの更新しやすさ
などが挙げられるでしょう。
骨組みが丈夫であるということは、経年劣化にある程度耐えられるということです。
強風や地震などの強い力にも簡単には負けないことも含まれるでしょう。
一方で躯体を守る外装や内装のメンテナンスを適宜できるように配慮することも大切です。
IT機器などの発展が目まぐるしい昨今では、設備の更新がしやすい設計も求められているでしょう。
現在は建築業界でもエコが強く推奨されている背景から、
長く維持する部分と定期的に更新する部分を見極めることを意識しています。
時代の変化にしなやかに対応でき、建築物の価値を維持できるような提案に努めています。
3.環境と調和した快適性の高い建築について
最後は建築物の快適さを高める「環境との調和」についてです。
弊社では、すでに存在している自然的なものと人工的なものを理解しバランスをとることを意識しています。
景観はもちろん、風土などの目に見えないところまで配慮することで使い心地が変わるためです。
弊社がしっかりお調べした上で必要な情報を建築主様へ適宜お伝えします。
気候を活かせるパッシブデザインをベースに機械的技術も
重要な周辺環境の1つに「気候」が挙げられます。
快適さを求める上で気候と調和する設計は必須です。
地域の気候に応じて定められた建築基準法の条件を満たすことが基本です。
安全を確保しながら、地域特性を活かして快適に過ごすためのパッシブデザインを取り入れることも重要だと考えています。
パッシブデザインとは太陽光や風などの自然エネルギーを利用する設計手法です。
快適であるだけではなく省エネルギーな暮らしができるなどのメリットもあります。
太陽光発電や冷暖房などの機械的な技術を活かす手法も必要に応じて併用し、環境に適応した心地よい空間をご提案いたします。
「これって実現可能なの?」という疑問はスギウラアーキテクツへ
もし考えていらっしゃる計画やアイディアがあれば、一級建築士事務所としてできる限りお力になりたく思います。
これまでの知識や経験を駆使し、予算内で希望を最大限叶えられるような設計に努めます。
「あなたの大切な居場所」をかたちづくるところから、長く維持するためのサポートまで可能です。
弊社は建築主様にとって馴染みのある地域からそうでない地域まで、幅広く対応しています。
地域ごとに求められる建築の条件もしっかりお調べした上でより良い方針をご提案します。
都内だけでなく全国からご依頼をいただいておりますので、ご興味のある方はどうぞお気軽にご相談ください。