古い建物の活用に向けた「はじめの一歩」とは?その後の管理についても
スギウラ・アーキテクツ、代表取締役の杉浦です。
今回は前回からのテーマである古い建物の活用をどういう段取りで行っていくか?についてお伝えしたいと思います。
ご希望の内容にもよりますが、基本的には制約条件や構造的な耐震性のチェックなども含めた必要な対応を建築士が判断します。
例えばコンバージョン(ビル→住居やホテル、などの建物の用途変更)をしたい場合には、その建物で実現可能かどうかを事前に調査しなければなりません。
さまざまな法的規制は存在するものの、安全性などを担保しながらよりよい活用方法を考えることは可能です。
また、もし物件購入から始めたい場合には、
物件選びの段階から建築士に相談しておくことで、段取りがよりスムーズになるでしょう。
地面の下の基礎の部分などは一見しても状態が分かりにくいため、購入前に調査をした方が良い場合もあります。そのような判断も建築士がサポートできます。
1.ご希望の計画が現実的に可能かどうか
2.どの程度の期間や予算で実現できるのか
などの必要な情報を建築士は専門家の立場でお伝えできます。
もし古い物件の活用を検討する場合には、まずは建築士に相談することをおすすめします。
メンテナンスの長期計画を立てておくのもおすすめ
建物のメンテナンスに備えるために「建築士を建物のホームドクターとしてぜひ頼っていただきたい」と考えています。
「お抱えの税理士」や「主治医」のように建築士と長期的なつながりをもっておくことはメリットが大きいです。
具体的なメリットとしては、
・将来必要になるであろう修繕について知ることができる
・雨漏りなどの緊急時に迅速な対応ができる
・建物の使い方の方針を密に相談できる
ことなどが挙げられるかと思います。
弊社には新築時から数十年間にわたりお付き合いのあるお客様もいらっしゃいます。
「ここが古くなってきているため万が一の修繕に備えておいてください」
「まだ使えるから建て替えの必要はありません」
など、お客様が将来を見据えられるようにサポートしています。
経営計画に沿いながら長く使えるようなアドバイスから、設計〜工事完了後の確認まで一貫して担います。
適切にメンテナンスをすることで建物を長く使えるだけではなく、
大きなトラブルを防げるため、維持費を安く抑えることも十分可能でしょう。
古い建物の活用をお考えの方を株式会社スギウラ・アーキテクツがサポートします
現在遊休資産(=古い建物)をお持ちの方や、物件探しから検討している方は株式会社スギウラ・アーキテクツへお気軽にご相談ください。
企業様が競争力を高めたり、建物の利用者様が快適に過ごせたりするような活用方針を検討いたします。
ご依頼主様や利用者様が歓びを感じられるような空間づくりを目指します。
都内だけでなく、全国からご依頼いただいています。古い建築物の活用に興味のある方は、どうぞ気兼ねなくご相談ください。